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17世紀のオランダ植民統治時代から21世紀の現代まで、政治と経済の動きを中心に、台湾社会の成り立ちと移り変わりを文化人類学者が易しく語り下ろした台湾入門。先住者と移住者の関係を横軸に、支配者と被支配者の関係を縦軸に、台湾社会を眺めると、オランダ時代から蒋介石時代まで長く続いた二元的・二層的な構造が、蒋経国・李登輝の時代に大きく変わり始め、2000年代以後急速に多元的・多層的な構造へと変化してきたと論じる。台湾に興味を持つ一般読者、特に高校生・大学生に、最初に読んで欲しい一冊。末尾に読書案内も。
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