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長野県の総合病院で平日は医師として診察し、休みの日に原稿を書くという生活を続ける芥川賞作家・南木佳士さんのエッセイ集です。信州の美しい四季の移ろいを背景に、往診先の患者さんが思わず漏らした「生きてるかい?」という一言、今は亡きある編集者の思い出、冬の夜のぬる燗、山行で感じた現在という時間の比類のなさ……日々の生活の何気ない場面、さりげない細部を丹念に掬い取り、「人生って悪くない」と心底から感じさせてくれます。読むだけで、生きる勇気がジワリと湧いてくる――そんな一冊です。
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