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美しくも切ない天才ピアニストの物語
天才ピアニストとして英才教育を受け幼少期から活躍していたルーシー。世界的なピアノコンテストに出るために、世界各地を回っていました。あるコンクールの当日、祖母の死を知り、ショックで会場から逃げ出してしまいました。そのことをきっかけに、ピアノをやめてしまいます。ルーシーのピアノにすべてをかけていた祖父の怒りをかい、家族ともうまくいかなくなってしまいました。しかし、ルーシーの後継者として育てられている弟のピアノ教師と交流することで、自分にとってのピアノは、なんだったのか考え始めます。自己発見と成長の感動物語。
【編集担当からのおすすめ情報】
作者のサラ・ザールは、2007年デビュー作品で全米図書賞を受賞して以来、YA話題作を発表し続け、すべての作品で、その年のベストブックに選ばれる定評のある作家です。また、数々の文学賞を受賞しています。本作品は、今年の春に発売され、この夏の各誌ベストブックに選ばれました。ニューヨークタイムズでは、「エレガントで感動的な小説」と絶賛されています。
ピアノを題材にしたこの本では、本文中で、ヴィヴァルディ、ショパン、ブラームス、ガーシュインなど、さまざまな作曲家の曲がとりあげられ、物語に彩りをそえています。ぜひ一緒に音楽も聴いてみてください。
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