昭和20年4月、沖縄本島に上陸した米軍は、島の南北へ分かれて侵攻しました。日本軍は中部から南部へかけて強固な防御陣地を築いて抵抗、米軍を何度も撃退しましたが、次第に兵員や弾薬を消耗し、最後は島の南端へと追い詰められました。
全国各地の慰霊塔が立ち並ぶ摩文仁の丘。また激戦が繰り広げられた北部や中部の戦跡にも、慰霊碑や慰霊塔が建てられています。
沖縄戦での沖縄県民の懸命な尽力や、全国各地から将兵が参じ、特攻作戦も期して、米軍の本土侵攻を断念させたことを思えば、私たちも無関係ではない場所ではないでしょうか。
本書は、この地を訪れるためのガイドブックですが、場所を示す地図、碑の写真、由来の刻まれた碑文が掲載されているので、足を運べない場合も、その地を偲ぶことができます。
○熾烈な沖縄戦と慰霊碑建立の背景
○国立沖縄戦没者墓苑、47都道府県出身戦没者の慰霊塔、男女学徒隊の慰霊塔の写真を掲載。
○牛島満陸軍大将、大田実海軍中将、島田叡沖縄県知事、野田貞雄沖縄県立師範学校校長等についてコラム記事で紹介。
○沖縄戦を学べる施設を紹介。
○沖縄戦における軍と県民の関係など、様々な疑問に答えるQ&Aを巻末に収載。
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