未来に伝える「津波」の記憶

未来に伝える「津波」の記憶

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出版社
アイカラー
著者名
時田まさよし
価格
2,750円(本体2,500円+税)
発行年月
2014年2月
判型
A5
ISBN
9784905092209

被災地で復興復旧が進む中、震災遺構を残すことなく消えていく姿を目にすると、この惨状の現実を後世に写真で伝えていかなければとの思いが強くなる。 繰り返してきた大地震で多くの尊い命を亡くされた人々が浮ばれることなく震災が風化し、また繰り返す危険を危惧する。「僕にできることは、千年先の命を守るために、時代を語る最大の遺構として、現実を記憶として残せる写真の集積を作って未来に伝えることだ」との思いを強くしている。 本文の写真は、震災発生後、凄まじいまでの巨大な地震によって大津波が引き起こされ、自然の力には及ばず破壊された、先進の技術で何千人何万人もの手で築かれた沿岸部の防潮堤をはじめ、そのエネルギーの強さによって市・町や村が破壊され、ライフラインに多大な被害をもたらした非情な惨状を伝えていきながら、被災者の方が懸命に立ち上がる姿、自衛隊・消防・警察・役場の方々の救援部隊の活躍。子ども達の学び舎・道具、壊滅的被害を受けた病院の現実・医療現場・器具や患者の遺物の現状、医療団。物資、食糧が届き始める状況や避難所、ボランティア、思い出の品を探す被災者の方々、静かな祈りへ。少しずつ希望の光が見え始め、ふるさと・望郷、尊い命を守るために、行き着くところは、少しでも津波の被害を受けない安全な高台に住まいを移し、働く場所は海岸へ。その激動と変遷を写しとっています。 被災地の復興の進捗も鈍化しているなか、今こそ与野党政治家の方々の英知を結集することで、この国のさらなる発展につながるのではないか、声を大にして叫びたい。 千年先の命を守るために、大震災の現実を写真を通して読んで頂き有り難うございます。
-あとがき 時田まさよしが見た被災地「非情な惨状」-より抜粋

報道写真家・時田まさよしによる東日本大震災の記録。千年先の命を守るため、現実を記憶として残せる写真の集積を作り未来に伝える。

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