遊動論

文春新書

遊動論

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出版社
文藝春秋
著者名
柄谷行人
価格
990円(本体900円+税)
発行年月
2014年1月
判型
新書
ISBN
9784166609536

「私は柳田論を仕上げることをずっと待ち望んでいた」(「あとがき」より)
既成の柳田論を刷新する衝撃の論考が出現した。
柳田国男は「山人」の研究を放棄し、「常民」=定住農民を中心とした「民俗学」の探求に向かった。
柳田は長らくそのように批判されてきた。
本書は、その「通説」を鮮やかに覆し、柳田が「山人」「一国民俗学」「固有信仰」など、対象を変えながらも、一貫して国家と資本を乗り越える社会変革の可能性を探求していたことを示す。

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