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大学一年生の友哉が雑木林の茶畑で出会った謎の美女、猩子。彼女が営んでいるのは、「あなたにぴったりの日記が見つかる」日記堂というお店。友哉は日記堂で働くことになる。猩子が日記堂を開いている理由は、「ある日記」を探し続けているかららしい。「ある日記」とは一体何か? そしてその日記を探さなければならない理由は? そんな時に世間をにぎわせている「怪盗花泥棒」の盗難予告が――。
あなただけにぴったりの、「日記」をお売りします――日記とは悩みと希望の記録。同じ悩みを持つ人の、生きる道しるべとなりましょう。
大学一年生の友哉が雑木林の茶畑で出会った謎の美女、猩子。
彼女が営んでいるのは、「あなたにぴったりの日記が見つかる」日記堂というお店。
猩子の私有地でお茶を摘んでいたことを咎められて、友哉は日記堂で働くことになる。脱医師をした父の新しい人生、秘かに恋している同級生、そして日記堂の周辺にいるなんとも不思議で特徴的な人々……。働いているうちに、友哉は猩子が日記堂を開いている理由は、「ある日記」を探し続けているからだと聞かされる。「ある日記」とは何か? そしてその日記を探さなければならない理由は?
そんな時に世間をにぎわせている「怪盗花泥棒」の盗難予告が、なぜか友哉のもとへと届けられる。
2012年夏に刊行した単行本『日記堂ファンタジー』の裏に隠されていた真相を明らかにして大改稿。生と死のはざまに建つ「幻想郵便局」の面々はもちろん健在。 これ一冊で楽しめることはもちろん、『幻想映画館』『幻想映画館』をお読みになった方には、あの人が実は誰もが知るあの人だったなんて! 等々の新たな発見も盛りだくさん。
ほんのり怖いホラーファンタジーであり、ミステリーであり、恋愛小説であり、まさかのアクションまで!?
人の生死はもちろん、人が残す「言葉」についても優しく教えてくれる物語。
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