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熱力学の進展の歴史が示すように,ニュートン力学に充分に精通していたとしても,熱力学の理解には,それなりの新たな「熱力学的」発想が要求されるわけで,容易に行かないのも当然であろう。それゆえ,この種の学問を会得するにあたっては,基礎的事項の的確で正確な理解,「基礎と要点」が極めて重要となる。その意味を込めて,本書のタイトルを「工業熱力学の基礎と要点」とした。
本書においては,まず初めに,熱力学の基礎的事項が確実に身に着くよう配慮されている例えば,熱力学の第1法則を理解する上で重要となる完全微分量と不完全微分量は区別して表記されており,数学的な対応も理解できるよう例題が組まれている。このように,はじめの段階で基礎的事項の正確な意味を把握することで,その後の,熱力学の核心部を一つ一つずつ無理なく会得できるよう構成されている。
また,読者が自ら理解を深められるよう,各節には例題を,そして各章には演習問題を設けている。
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