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現在、韓国のキリスト教信者の比率は絶対信者数、人口比率ともにアジアでは
第2のキリスト教国家である。その源流となるキリスト教(天主教)の受容は、
ただ一人の宣教師、神父の伝道もないなかで、朝鮮の先進的な一部の
実学儒教者たちの自発的な「西学」研究によって始まり、それが信仰へと広がる
という世界史上希有の出来事だった。
それは、朝鮮末期の行き詰まる時代──甚だしい階級社会のなかで、生産は滞り、
民乱は多発し、倒壊寸前の政治社会の枠組み──のなかで大院君は上からの改革と
民族的一丸を試みるが、自ずと限度があった。それ故、実学者たちは西学_天主教の
思想に現状を打破する突破口があるのではみたのだが、
弾圧(教難)が待ち構えていたのである。
本書は、その弾圧と抵抗の過程を、近代へと向かおうとする朝鮮の
呻吟の一端を活写し、史上希なキリスト教受容の問いに応える名著。
翻訳が待たれていた画期的な研究書。
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