取り寄せ不可
前作『鉋大全』において、鉋の基本や研ぎの基本、治具づくりなどを網羅しましたが、道具としての鉋にはまだまだ奥の深い魅力、使いこなすための技術があります。
本書の位置づけは、鉋を使いこなす人達がさらに技術を追求するため、またはじめて手にする読者においても鉋を使いこなすまでの技術の奥深さや魅力について感じ取ってもらえる情報を紹介します。一方で、鉋の使い手である宮大工をはじめとする職人たちの技術は細々とながら受け継がれていますが、その道具を供給する鉋鍛冶や台職人は減少の一途を辿っています。それらの技術が消滅してしまう前に写真と文で残しておくことは、将来において高い資料性を持つものとなるはずです。
■目次
鉋鍛冶を訪ねる
内橋圭介の仕事/石社修一の挑戦
名工が残した鉋
義廣/重勝/千代鶴是秀/石堂秀一/廣貞/国成/永弘、三郎/丸山銀次/落合宇一/碓永健吾
形状から見た鉋の歴史
日本で唯一の大工道具の歴史博物館 竹中大工道具館
鉋を操る
寸八鉋の台打ち/際鉋を仕立てる
大工道具の「曼陀羅屋」 木の家具工房「花みずき」 二つの天職を持つ道具屋兼木工家
洋鉋
洋鉋の種類と揃え方/洋鉋の研ぎと仕立て
索引
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