もうひとつの国鉄闘争

もうひとつの国鉄闘争

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出版社
三一書房
著者名
和田弘子
価格
2,750円(本体2,500円+税)
発行年月
2013年11月
判型
A5
ISBN
9784380130137

本書は、国鉄闘争史のなかで、表に出されることのなかった、非正規の闘いの記録です。
1983年、国鉄分割民営化に先だって全国の臨時雇用員6000人が一斉に解雇されました。
著者の和田弘子さんも、12年働いた大阪工事局を解雇されました。国労にあこがれて、国鉄で働きたいと入ったものの、そこは臨時雇用員差別、女性差別に満ち満ちた職場でした。
しかし、いえそれだからこそ彼女は闘い始めます。職場では、ケンカの毎日であったと、彼女は書いています。と同時に、その頃が一番楽しかったとも書いています。
その職場を奪われたばかりか、解雇の扱いにおいても「正規職」と差別されたことに納得がいかず、彼女は6千人の仲間の悔しさを一身に背負って闘いに起ち上がりました。
「どうしてこんなに長く闘い続けられたのですか?」と問われて、「自分たちがいたという事実、差別された事実を残したかった。そして何よりも臨時雇用員自身が闘ったことを残したかった」と彼女は答えています。
また「私はいま、闘いで得た経験と成果を次なる非正規の闘いにつなげたいと願っています。この本は、国鉄臨時雇用員の闘いを歴史に残す一歩であり、新たな闘いに起ち上がる人たちに差し伸べる私たちの希望です」と。

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