討入り四十九士

討入り四十九士

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出版社
イースト・プレス
著者名
雲村俊慥
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2013年11月
判型
B6
ISBN
9784781610979

元禄15年(1702年)12月14日――。亡き主君の仇を討った四十七人の義士。浄瑠璃や歌舞伎の演目でも知られる『忠臣蔵』だが、この義士たちが「四十七士」ではなく、「四十九士」だったというのである。  五泉市村松地区は、元城下町。この村松藩の史料『松城志』『守門颪』『雲煙禄』の三冊に「同藩の剣豪だった野口正国と鳥羽逸平の二人が、吉良邸討入りの際、赤穂浪士たちの助太刀をした」という記録が残されている。  著者は、長年その真相を追い続け、本書によって、若き二人の剣豪・野口正国と鳥羽逸平を加えた「四十九士」説を初めて明らかにした。  村松藩の野口正国と鳥羽逸平の二人は、江戸・堀内道場に入門。二人の剣術の師となる堀部安兵衛との出会い、赤穂義士たちとの関わり、そして討入りに至るまでの経緯をつぶさに再現。吉良邸襲撃が成功したのは、綿密な計画はもちろんだが、その陰に、この「二人の剣豪」の助太刀があったことは、ほとんど知られていない。  この事件にかかわった義士たちは切腹、遺族は遠島、助太刀をした二人にも厳しい処分が……。  元禄期から三百十余年。これは長い歳月を経て、初めて明かされる貴重な報告書であり、真実の『忠臣蔵』である。

雲村俊慥(くもむら しゅんぞう) 1934年新潟県五泉市村松に生まれる。日本大学法学部新聞学科卒。1957年光文社入社。週刊「女性自身」、月刊「宝石」、文芸図書、各種の文庫編集部の要職を歴任。定年後の1996年、『小説 仙寿院裕子 越後村松藩の維新』で第6回日本文芸家クラブ長編小説部門大賞を受賞。主な著書に『元禄の豹・堀部安兵衛』『大江戸怪盗伝』『「江戸・東京」歴史人物散歩』『大奥の美女は踊る』『江戸名所の謎』などがある。「江戸を歩く会」前会長、日本文芸家協会会員。

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