勘三郎伝説

勘三郎伝説

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出版社
文藝春秋
著者名
関容子
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2013年11月
判型
B6
ISBN
9784163767802

「銀の薔薇を百本贈るよ」――約束は太地喜和子の通夜で果たされた。

「役者の仕事って水の上に指で字を書くようなもの。書いたそばから空しく消えてしまう」――。芝居の世界に身を捧げ五十七歳で早世した稀代の名優・十八代中村勘三郎。初舞台から見守り、親交を結んできた著者だけが知る初恋の真実、芝居への情熱、豊かな人間関係……。人を愛し、芝居を愛したその生涯を豊富なエピソードを散りばめながら描く。



第一章 初恋の人に銀の薔薇を――「どこにいても毎日会おう」北海道でも九州でも

第二章 勘三郎スピリットと仁左衛門――実の兄とも慕った松嶋屋との友情

第三章 超多忙な天才子役――学校、芝居、テレビ、ラジオ、映画に稽古の毎日

第四章 中村屋極付『連獅子』誕生秘話――先代と。息子たちと。しかし果たせなかった「孫獅子」との共演

第五章 命あってのもの――「子どもたちを頼むよな」姉・波乃久里子に託した日

第六章 二十二歳下でも海老蔵は友だち――アリゾナの別荘に、稽古に押しかけた弟分

第七章「わたしの若い友人」と書く作家――相次いで逝くことになる丸谷才一から学んだこと

第八章 新しい世界への挑戦――井上ひさしに執筆を頼んでいた「大悪人」の役とは?

第九章 夢の地図――琴平、赤穂から英語のせりふに挑んだニューヨークまで

第十章 勘三郎の出会った人々――ピエール・カルダン/ロバート・デ・ニーロ/宮沢りえ/杉村春子/勝新太郎/三木のり平/古今亭志ん朝

第十一章 思い出走馬灯――愛らしかった『娘道成寺』から幻と消えた『助六』計画まで

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