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42歳でゴルフと出会った著者は、20年にもわたる試行錯誤の末にボールを真直ぐに飛ばすためのスウィングを身につけた。その一部始終を記したのが『ゴルフに深く悩んだあなたが最後に読むスウィングの5ヵ条』(2012年11月刊)だが、年初の試合で105という屈辱的なスコアを記録して、ゴルフにはテクニックとは別次元の「メンタル」という伏魔殿があることに思い至った。前日の練習ラウンドは75で回ったにもかかわらず、ひとつ歯車が狂うと30打も余計に叩いてしまうゴルフの難しさを再認識し、日頃どのように練習を積み、プレー当日まで何を考えながらどのように過ごすかを徹底的に検証する。さらに、ミスが激減するアプローチの鉄則、ドライバーを真直ぐ飛ばすための心構え、ボールをカップに沈めるためのパッティングの秘訣などを列挙し、ラウンド一週間前からでも間に合う、スコアメイクのための知恵を網羅している。
著者は、「人間が600年も続けてきたゴルフというゲームは、プレーヤーの心を映す鏡のようなもので、それは愉しいことばかりではなく、むしろ辛いことのほうが多い」と考え、本書では心を整えることが肝心と考える。姉妹編である前作『ゴルフに深く悩んだ~』と併せてお読みいただくと、ゴルフという魔界を歩くための攻略地図としてお役にたてるのではないだろうか。
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