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水俣病を追いつづけた作品などで知られる記録映画作家の土本典昭さんが1982 年に発表された『原発切抜帖』という映画があります。土本さんご自身の新聞記事スクラップから思いつかれたもので、画面に現われるのは新聞の紙面のみ。原発という無法者をユーモラスな落語風の語りで召し捕って退治しようという映画づくりに、わたしも協力しました。
土本さんが200年6月24日に亡くなられる2年近く前に「いままた、約30年分の私の切抜きをもとに、“プルトニウムの出現のスリラー”的映画をつくりたい」との手紙を頂きました。残念ながら、それは叶いませんでした。
そこで、土本さんが亡くなられた時の『はんげんぱつ新聞』2008年7月号に「映画ではない、別のかたちになるとしても、土本さんの想いを何かの形にできたら」と書いたことが頭に浮かびました。土本さんの映画の代わりになるとはとても思えませんが、多少なりとも別のかたちの「切抜帖」になっていたらと願って本書を書きました。(まえがきより)
ひょんなことから反原発運動にかかわることになった原子力資料情報室共同代表で『はんげんぱつ新聞』編集長の著者による自分史を重ね合わせた反原発運動史。
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