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ヨーロッパのことばと文化を解説した教養書・教科書で、大阪大学大学院言語文化研究科教員を中心とした執筆陣による共著です。プロローグとエピローグのほか「ことばとその原理」、「ことばと文化」、「ことばと社会」の計3部門で構成されています。内容は以下のとおりで、各章ごとに読書案内を、巻末には参考文献を掲示しています。
プロローグ 普遍性と特殊性ーヨーロッパのことばと文化を考えるために
第1章 多様なことば、共通する特徴 - ハンガリー語からみえてくるもの
第2章 ことばの視点とパースペクティヴ - ロシア語の世界を手がかりに 第3章 できごとが始まり、そしてそのあと - スウェーデン語を貫く一対の柱
[コラム1] カスティーリャ語と古都ブルゴス
第4章 王たちから農民へ - ハンガリー国民文学運動のなかのヒーローたち
第5章 文化と地域づくり - ふたつのイタリアからいくつものイタリアへ
第6章 装飾絵タイル・アズレージョの世界 - 変容するポルトガル表象文化
[コラム2] ルーマニアの歴史文化都市クル-ジュ
第7章 変容することば - 現代ドイツ語の時空間と機能
第8章 子ども、女性、老人へ - 近代イギリス小説が描いた社会
第9章 歴史における人間の移動- 移動研究とドイツの事例
[コラム3] 多言語国家スイスと小村ディセンティス
エピローグ 分岐と拡散、そして収束ーことばと文化の動態を理解するために
類書と異なる点は、ことばと文化を動態(ダイナミクス)とみなし、さらに地域的には周縁とみなされがちな言語文化圏をも意識的に取りあげたことです。言語学や文学、社会学といった既成の学問領域を越境することで、さまざまな文化とその基底をなすことばを一種の「生命体」と捉え直すよう試みました。そして3部門の相互関連を明確にしつつ、ヨーロッパ広域言語文化圏におけることばと文化の多様なすがたを、学問的水準を保ちつつ、多くの図や写真を盛り込みながら、広くわかりやすく解説した内容となっています。
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