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●ひらがな・漢字を書けるようになる●
障害児者の自立のためのスキル獲得をあきらめない。
文字を書くことに困難がある子どもが、ひらがな・漢字を書けるようになるための学習指導書です。書字のベースとなる視覚認知の指導からスタートし、書けるようになるまでの道筋を、スモールステップで解説します。
●「障害がある子どもの基礎学習」シリーズとは
知的障害や肢体不自由のある小学部~高等部の子どもを対象とした、個別指導マニュアルです。特別支援学校に通う子どもたちひとりひとりに合った教育手法をどうしたら実践できるか、丁寧に解説します。
シリーズは全7点。日常生活を送る自立スキルの獲得をサポートします。
学びの土台となる【考える力】を、手や目の働きを向上させて、認知する力を育てる「初期学習」、初期学習を深め、自分から働きかける力を養う「基礎学習」、基本的な文字・数の学習に取り組む「記号・操作の学習」の3段階で学習します。
【目次】
●第1章 書字の学習についての考え方
1 文字の学習に入るために
触感覚の向上、触運動の統制、触空間の形成/視感覚の向上、視運動の統制、視空間の形成/手と手、目と手の協応動作の向上/延滞/形の分別/未測量の理解/「同じ」の概念形成/空間概念の形成
2 書字の学習に入るために
目と手の協応/「かく」動作の芽生え/空間の理解
●第2章 点の定位
1 点の定位の学習を進めるにあたって
2 学習の系統性
マス目の数/手本の空間と子どもが操作する空間の位置関係/定位する点の数・位置
3 学習の方法とことばかけ
2つの箱の下に定位/2つの箱のすべてに定位/4つの箱の上2つに定位
●第3章 線の定位
1 線の定位の学習を進めるにあたって
2 学習の系統性
(透明版にはさんだ黒い線)を、手本の線の上に定位/手本の線のないマス目の上に定位 など
3 学習の方法とことばかけ
(透明版にはさんだマス目の一辺の長さの黒い線)を、外枠の手本の線の上に定位/外枠に定位 など
●第4章 線をかく
1 線をかく学習を進めるにあたって
2 学習の系統性
線の種類と学習の順序(直線・曲線・接する線など)/学習のステージ(なぞりがき、構成法、定位法、ひとりがき)
3 学習の方法とことばかけ
●第5章 ひらがなを書く
1 ひらがなを書く学習を進めるにあたって
2 学習のステージ(なぞりがき、構成法、定位法、ひとりがき)
3 学習の方法とことばかけ
●第6章 漢字を書く
1 漢字を書く学習を進めるにあたって
2 学習のステージ(なぞりがき、構成法、定位法、ひとりがき)
3 学習の方法とことばかけ
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