新約聖書の根本問題

新約聖書の根本問題

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出版社
知泉書館
著者名
伊吹雄
価格
5,060円(本体4,600円+税)
発行年月
2013年9月
判型
A5
ISBN
9784862851611

本書はヨハネ福音書をはじめ共観福音書,パウロ書簡,ヘブル書などを検討するとともに,新約聖書の言語の問題を通して,新約聖書の根幹をなす「十字架」「復活」「栄光」そして「愛」「聖霊」といった神学的概念の源泉がイエス・キリストの表わした「神の愛」(アガペー)であることを多面的に考察する。さらに著者のライフワークであり,他に類書のない『ヨハネ福音書注解』(全3巻)についての「解説」(甲斐博見)2編を付す。
著者は,地上のイエスと復活したイエスのアイデンティティーはイエスの一回的なアガペー以外ではありえず,復活したイエスの手と脇の傷は肉体におけるアガペーの痕跡であることを明らかにする。
新約聖書の根本事象は霊によるアナムネーシス(想起)によって書かれているという視点から全編を考察する。新約聖書の言葉は霊の働きを通して今を生きるわれわれに直に届く言葉で書かれており,そのように読めるようになってはじめてその真意が理解できる。
恩師H. シュリーアの方法を継いで,聖書の原テキストに密着し,厳密に解釈して紡がれたこれらの業績は,伊吹新約学の到達点を示す貴重な記録である。

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