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本書は、1948年のイスラエル建国から1998年までの50年間における同国の近隣アラブ諸国に対する国家的政策を綿密に考察したものである。日本語版にあたって各章を改訂した本書第2版は、1998年から始まり、アリエル・シャロン首相が意識不明になりエフード・オルメルトが後を継いだ2006年に至るまでの過程を新たに付け加え、内容も今日的に刷新した。
このテーマで書かれた著作のほとんどは、イスラエル寄りの立場で書かれている。イスラエルの考え方は、どの国家主義の歴史ともそう変わるところのない、一方的で自己中心的なものだ。他民族排斥主義で独善的なナショナリスト史観は、こうした悲劇的対立の火に油を注ぎ、長期化させるだけである。
著者は、現代世界におけるもっとも苦渋に満ち、もっとも長く、厄介な紛争について、その過去の歴史をより深く、公平に理解することを通じて、将来的な和解への展望を切り開こうとする。イスラエルの歴史再検証主義学派の第一人者による中東紛争史である。
下巻では、1977年から2006年までの中東紛争を追う。
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