【読者対象】
人間と自然なコミュニケーションが行える人工物(対話システムやAIロボット)の制作に将来携わりたい学生。特に、音声に載せて発される言語情報や韻律情報、視線や頭部の動き・ジェスチャーといった身体情報の解析に興味のある学生。
【書籍の特徴】
人がコミュニケーションをするためのメディア、言語や音声、身体の動きといった複数のモダリティが工学的にどのように解析されるかについて解説しています。また、人とコンピュータの社会的なインタラクションのモデル化に関する研究を紹介しています。
【各章について】
1章では、言語・音声・非言語に関わる工学的研究を概観します。2章ではインタラクティブに対話を行うための根幹となる言語処理を取り上げます。3章では言語情報と同時に発せられる音声音響信号処理を解説します。4章では視線や身体動作を含むマルチモーダル『インタラクションメディアがコミュニケーションでどのように使われるかを研究するための手法を解説します。5章ではマルチモーダルインタラクションを扱った人と人、人とコンピュータの社会的インタラクションのモデル化に関する研究を紹介します。
【著者からのメッセージ】
私達は21世紀になったら、「心」をもつ鉄腕アトムや子供と喜怒哀楽を享有しくれるドラえもんがやってくるのだと夢見たものです。意外に21世紀はすぐにやってきて、世界中の人と瞬時につながるネットワークやプロ囲碁棋士を打ち破るAIとか当時は想像もつかなかった技術が登場しました。でも、まだ私達の身近に話し相手となってくれるようなロボットはいません。AIが日常会話に参加できる日を夢見て、本書を紐解いてもらえたら幸いです。
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