深海大戦

深海大戦

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出版社
角川書店
著者名
藤崎慎吾
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2013年8月
判型
B6
ISBN
9784041105252

樋口真嗣監督、弐瓶勉氏ら、名だたるクリエイターが大絶賛した海洋SF大作!!

「かつて星野之宣先生や山下いくと先生がビジュアル化してきた海中メカニックの進化系を怜悧な筆致によって文章のみで執拗に描破している。圧倒的想像力によって命を宿したイクチオイドの動く姿を見てみたい!」
樋口真嗣氏(映画監督)

「本当に面白いし大傑作だと思う。ついに人型兵器の有用性が証明されてしまった……そうか深海だったのか。小説ならではの圧倒的な情報量で表現された有人大型人型機動兵器が活躍。大好物です。」
弐瓶勉氏(漫画家)

『ハイドゥナン』『鯨の王』。海洋小説の第一人者が満を持して描く、巨弾SFシリーズ!!
21世紀後半。人類は未だ闘っていたーー深い海の底で機体(イクチオイド)を駆って。
世界のエンタメを変える、海洋ロボットSF登場!!

<世界>
 21世紀後半、海中の様々な環境に適応するため、肉体や遺伝子を改造した人々が活躍する時代。従来の人との差異は社会的、文化的にも広がり、新しい人類種「ホモ・パイシーズ:魚人」が誕生しつつあった。そして、海中で人類が活動するために、陸上や宇宙空間で想定されるものとは全く異なるコンセプトのロボット「イクチオイド(ichthyoid)」も開発される。国土と国家から離れた海洋漂泊民(シーノマッド)を送り出して数十年。人類は、利権と争いの相剋を深海にまで広げていた……。

<あらすじ>
 日本周辺海域をはじめ、各地で海洋資源開発が進み、その資源が世界のパワーバランスをも左右するようになった近未来。海洋開発を担った人々は、国家を超えた新たな共同体=海洋漂白民(シー・ノマッド)を形成し、その影響力を日増しに高めていた。
 既存国家と新勢力の思惑が錯綜する中、メタンハイドレート採掘基地が突如暴噴する大事故が発生する。これはテロか? 気候変動をめぐって、新たな紛争を引き起こす怖れもある事故に、世界は疑心暗鬼に揺れる。
 事故の生存者である宗像逍は、巨大なシー・ノマッド集団「オボツカグラ」に拾われ、半水没型移動基地「ナン・マドール」に配属される。そこにはバトル・イクチオイド(海中生物型機動兵器)の新型が存在した。逍はパイロットとして深海の戦場に投入され、連続テロと戦う!!

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