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原著副題は“All that Glitter is not Gold(光るものすべてが金とは限らない)”
ちまたでもてはやされている臨床試験,本当に価値のあるGoldなのか――?
本書を読み進めれば,じつに多くの臨床試験が,そうでないことに気づくはずだ。
「Goldではないのに光り輝くように見えてしまうからくり」がわかれば,論文を読むことはもっと楽しくなる。そして,目の前の患者さんに本当に必要な治療がみえてくる。
本書は,論文の読み方について,あのファーバーグ兄弟がわかりやすく丁寧に解説した「入門書」です。 翻訳は,バイオ統計学の第一人者である折笠秀樹氏。
この本を手に取って下さったら,あとは何もいりません。統計の知識も,いりません。はじめから読み進める必要もないのです。目次をみて気になったところから読んでみてください。
皮肉たっぷりの風刺漫画からみて下さってもいいかもしれません(たくさんあります)。いつのまにか臨床研究論文の長所・短所が理解できるようになっていきます。著者のファーバーグ兄弟はEBMの専門家であると同時に,一流の臨床家でもありました。そんな兄弟が“個人的経験と多くの試行錯誤”から生み出した,珠玉のアドバイス。
臨床研究を正しく評価するには─Dr.ファーバーグが教える26のポイント─
きっと役に立つはずです。
今まさに,日本における臨床研究のあり方が問われています。
臨床医がその信頼性を確かめなければならない時代。
本書はまさに,臨床研究実施に携わる人,臨床研究論文を読まねばならない人のために作られました。
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