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医師にして、哲学者、占星術師、ルネサンスの天才ジローラモ・カルダーノの新たなる肖像。ルネサンスの人間と世界を知る必携書!
伊藤博明氏、鏡リュウジ氏推薦!
「一にして不可分なる人間、知解し、感じ、歩き回る人間」。イタリア・ルネサンスの精華を受け継ぐ、医師して自然哲学者、占星術師にして自己省察の人。思想的マニエリスムの知的巨人、ジロラモ・カルダーノ(1501-76)の豊饒にして錯綜した世界を開示すべく、榎本恵美子氏は長年にわたって独創的な視点からアプローチしてきた。本書は、今後のカルダーノ研究の地平を拓く「来るべき書物」である。
伊藤博明(埼玉大学教授、近世ヨーロッパの思想史・芸術論)
星を知ることは自己を知ることだと信じ、思考と行動の冒険を生きた天才の物語。天と地の紐帯がこの男の軌跡をたどることで復興(ルネサンス)する。
学術書? 確かに。しかし、本書は読む者にこの世界、宇宙と自己の間の確かなつながりを想起させる魔法の書でもある。知が生きる意味と真の勇気を呼び起こす魔法であることをあなたも本書で知るだろう。
鏡リュウジ(占星術研究家・翻訳家)
「どんな仕方にしろ、私の名は残るだろう」。爛熟するルネサンスの文化と思想を映す鏡、天才カルダーノは、百科全書的な知を網羅し、諸学に多大な影響を与えました。本書は、文学的な自画像である自叙伝という切り口から、この天才の多岐にわたる活動を統合し、その知のコスモスを描き出す壮大な試み。ルネサンス人の自己認識と世界観を知るための必携書!
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