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カマキリにとって、生きるということは?
冬をのりこえ、春をむかえたスポンジのような、ふしぎなかたまり。
前の年のカマキリが産み残した卵のうです。
1つの卵のうからは、200ぴきものの幼虫が生まれます。
生まれたばかりの幼虫は、すぐに独り立ちをします。
カマキリにとって、「生きる」ということは、そなえたカマで、えものをとらえ、食べていくこと。
しかし、カマキリもほかの生き物たちに、えものとして、ねらわれているのです。
生き残れるのは、わずかな幼虫……。
オオカマキリの一生を通して、きびしい自然界の「食物連鎖」のしくみを、とらえた写真絵本です。
【写真と文】筒井学(つついまなぶ)
1965年北海道生まれ。1990年より東京豊島園昆虫館に勤務。
1995年から1997年まで昆虫館施設長を務める。その後、群馬県立ぐんま昆虫の森の建設に携わり、現在、同園に勤務している。昆虫の生態・飼育・展示に造詣が深く、昆虫写真家としても活躍している。
【編集担当からのおすすめ情報】
作者が5年間をかけて、草むらで、オオカマキリを追いかけ、撮影した力作です。
ほかの虫を狩り、食べる。時に、ほかの生物におそわれ、食べられる。
そして、オスは交尾の時には、メスに食べられてしまうこともあります。
この写真絵本で、はかなくも悲しい、カマキリたちの懸命に生きる姿を
感じていただけたら幸いです。
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