久安寺四季のいろどり

久安寺四季のいろどり

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出版社
文屋秋栄
著者名
國司禎相
価格
1,320円(本体1,200円+税)
発行年月
2013年3月
判型
小B6
ISBN
9784906806003

写真集「久安寺 四季のいろどり」によせて 

 花は花は花は咲く 大自然の真理の色
 鳥は鳥は鳥は鳴く 花や実に集まる声
 拝み拝み拝まれて 花に拝まれる花園
 春夏秋冬を通して その営みはいのち

静寂の中に色を見、声を聞き、香りを味わう時、供養の諸仏舞い降りて、私の仏性は目ざめる。
蓮の花は、慈悲のシンボル。泥の中から伸びて咲く。蓮台にのせて慈悲の仏像を拝む。目に見えない愛をいただく。
久安寺山内全域が密教教学の庭。聖地に身を置けば、仏性の花が咲く。四方四仏、マンダラ浄土は、共生社会。互いに尊び拝み合って咲かせる花。
広い敷地、長い歴史をもつ久安寺を、多くの人々に、いのち生かせ合う場をと、諸堂を建て、木を植え、四、五十年の歳月をかけて、花を咲かせてきた。いつ見ても、どこから見ても、そのアングルは、美しく落ちついた雰囲気に創造した。私の感性にまかせて。
この久安寺の創られた風景にカメラを向ける人が多い。美しい仏性が届くことを想う。
カメラで、どのアングルを選び、どのチャンスでシャッターを切るか。まさにカメラマン独自の豊かな感性の、微妙なシャッターチャンスであろう。そのチャンスは二度と来ない。そこに映った花は、もう散らない。もう朽ちない。無くならない。この写真集にほほえんでいる花は、今は無い。チャンスはひととき。日常生活も、人生も同じ。
この写真集の花や仏が、多くの人々に、感動を与えていくことを願う。私の寺創りの気持ちも含めて。合掌。

久安寺六十三世 國司禎相

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