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電磁波による健康被害の問題ほど、EUを中心とするヨーロツパと日本における認識の違いの著しいものはない。2000年6月の、「携帯電話基地局の健康被害に関するザルツブルグ国際会議」は、脳腫瘍をはじめ多くの健康被害の発生の危険性を指摘したうえで、予防原則での規制を提唱した。しかしながらこの間、日本では、新世代スマートフォンをはじめとする携帯電話の普及によって、全国至る所に中継塔の設置が相次いでいる有様で、その健康被害が省みられることは稀である。日本政府は予防原則の考え方が欠如しているため、未知のリスクに対する人体実験を容認しているといえる。
本書は、九州各地において、携帯電話中継塔の撤去を求めて提起された8つの裁判の経過とその特徴並びにその到達点と今後の課題を明らかにするために、裁判を担当した弁護士らによる報告と当事者の思いをまとめたものである。
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