中高年正社員が危ない

小学館101新書

中高年正社員が危ない

取り寄せ不可

出版社
小学館
著者名
鈴木剛
価格
770円(本体700円+税)
発行年月
2013年6月
判型
新書
ISBN
9784098251674

雇用危機に直面している社員の実態リポート

産業競争力会議(議長・安倍首相)の民間議員を務める竹中平蔵慶應大学教授は「日本の正社員は世界で最も守られている」として、雇用規制緩和の旗を振っている。つまり、会社が社員のクビをもっと簡単に切れるようにすべし、というわけだ。しかし、この発言はミスリードである。OECDの調査でも30ヶ国中23番目という緩さなのだ。
すでに日本を代表する企業でもつくられている「追い出し部屋」や、PIP(業務改善計画)という名のもとに行われている解雇など、中高年を中心とした正社員の雇用は揺れている。そして、これをチャンスと捉える人材会社はリストラビジネスで成長を続けている。竹中氏はいわずと知れた大手人材会社の会長でもある。
政府は「解雇の金銭解決制度」は6月にとりまとめられる報告には入れない方針を打ち出したが、これは7月の参議院選挙を前に刺激的な話題を取り上げたくないという思惑からだ。つまり、安倍政権が選挙で大勝すれば復活するのは確実だ。 高止まりしている自殺者の数も雇用の不安定化と見関係ではない。もちろん、現在の雇用モデルのままでいいわけがない。では、どうすればいいのか?答えは本書の中にある。

【編集担当からのおすすめ情報】
著者の鈴木氏は不当解雇など理不尽な目に遭っている人々からの相談にのり、彼らを守るために日々、奮闘しています。だからこそ、信じられないような事例を目の当たりにしてきました。だからこそ書ける生々しい実態に驚かされるばかりです。本書に記されたことは大げさでもなんでもありません。実際に起きている現実です。そして、これは他人事ではありません。いつ、あなたの身に降りかかるかもしれないのです。いざというときに自分の身を守る方法も必読です。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top