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「オペラ対訳ライブラリー」シリーズの1冊、ヴェルディの《オテッロ》の登場。シェイクスピアの代表作『オセロ』を題材に、名作オペラ《メフィストーフェレ》の作曲家でもあるアルリーゴ・ボーイトが台本を手掛け、ヴェルディが作曲した後期の傑作である。本書も、当シリーズの特徴である、実際に聴きながら今歌われている言葉の意味と、それがどう表現されているかを容易に把握できることをめざした逐次訳によっている。また今回は原作である初版の台本を使用し、現行の楽譜(ピアノ譜、総譜)との相違を克明に調べ、詳細な註を付けて、これまでの対訳の次元を超えた一冊となっており、一般の音楽ファン、声楽を学ぶ学生、イタリア語を学ぶ学生、実際に上演に携わる演奏家・演出家にも有用な、豊富な内容が収められている。また本書には、台本作者ボーイトによる「登場人物概観」と、シェイクスピアの『オセロ』のもととなったチンツィオ・ジラルディの『百物語』の「第三日第七話」の本邦初紹介となる貴重な文章も収められており、《オテッロ》をより深く知る上でも重要な読み物といえよう。
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