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温泉旅館のような豪華な宿ではなく、一泊数千円の昔ながらの商人宿・ビジネス旅館に泊まりながら500キロ20泊21日、一筆書きに歩いて考えた、日本人の食と健康の未来。大きな変化の波にさらされながら、いまなおしっかり受け継がれる日本の伝統的な「食の知恵」。東海道の旅を表した作品は数あれど、食をテーマにしたものはかつてありません。まったく新しい視点で、最後まで健康に生きるための秘密を解き明かす画期的一冊!
栄養学を学んでいた学生時代に九州から北海道まで徒歩で旅して、日本の家庭の「普通の食事」はバランスなどない「ばっかり食」であることを知った著者。その体験が、後年、限られた栄養素を数値化するだけの栄養学を否定し、「粗食のすすめ」シリーズで独自の食と健康のありかたを提唱する活動へとつながっていきました。
今回、30年ぶりに自らの足で歩き通し、日本の食の変化に迫ろうと思い立ち、日本橋から東海道を下っていきました。地域ごとの変化はもちろんのこと、そこで知ったのは、日本の伝統的な食生活は非常に合理的にできているということ。そして、一部失われつつも、「食の知恵」は今なお受け継がれているということです。
温泉旅館のような豪華な旅ではなく、一泊数千円の昔ながらの宿に泊まり歩いて考えた、日本人の食と健康の未来!
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