藤原道長の権力と欲望

文春新書

藤原道長の権力と欲望

取り寄せ不可

出版社
文藝春秋
著者名
倉本一宏
価格
968円(本体880円+税)
発行年月
2013年5月
判型
新書
ISBN
9784166609154

藤原道長『御堂関白記』、藤原行成『権記』、藤原実資『小右記』。平安時代の10世紀から11世紀に亘って書かれた、この3つの日記は、平安時代の貴族社会を知るための第一級史料と言われています。

この3つの史料を照らし合わせて、摂政に上りつめていった藤原道長の生涯に迫ります。藤原道長といえば、知らない人はいないぐらいに日本歴史上の有名人ですが、どんな人物だったのかご存知でしょうか?

3つの日記からは人間・道長がくっきりと浮かび上がります。

たとえば、妻は2人、子供は15人。糖尿病にも悩まされていたようです。性格は小心ですが、大胆な面もあり、よく泣き、よく怒ります。

娘の入内や出産に一喜一憂する道長、天皇に譲位を迫る冷酷な道長……。

歴史を変えた重大な場面も、生々しく再現されます。

国宝『御堂関白記』は、2013年6月にユネスコによって「世界記憶遺産」に認定される予定です。『御堂関白記』に対する関心が高まるなかでの刊行となります。

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