取り寄せ不可
俺たちは、俺と春鷹は、正義の味方じゃない。
自分の欲求のためだけにやっているならず者だ。
敵討ちでもなく、義憤でもなく、ましてや正義の味方というわけでもなく、「ただの憂さ晴らし」のためだけに、壮絶ないじめ事件の首謀者である凌麻をとことんまで追い込む “ならずもの(バンディッツ)”二人組、弦と春鷹。拉致、傷害、監禁、尋問……あらゆる手段を問わずに暴れ回る弦の生き様に惹きつけられていくかつての仇敵、倫子。どこまでも無軌道な青春を貫く彼らの行く手に現れる黒人の“魔術師”スカンクの謎めいた言葉――「魔術師を怒らせると何をすると思う?」――の果てに描き出される、明るい破滅の姿とは――!?
解説:犬村小六
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