幻想映画館

講談社文庫

幻想映画館

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出版社
講談社
著者名
堀川アサコ
価格
607円(本体552円+税)
発行年月
2013年5月
判型
文庫
ISBN
9784062775373

『幻想郵便局』で大ブレイク。ほんのり恐怖でほっこりとする「癒しファンタジー」に恋が加わった! 趣味はシリトリ。古風な高校生スミレは、ある日父の不倫現場を目撃。後を追い、商店街の映画館に迷い込む。そこで映写技師に一目惚れしたスミレは、アルバイトを始めることに。そこは実は「走馬灯」を上映する不思議な映画館だった。恋するスミレは商店街の行方不明事件に巻き込まれる! (『幻想電氣館』改題)(講談社文庫)


『幻想郵便局』で大ブレイク。ほんのり恐怖なのにほっこりとする「癒しファンタジー」第二弾! 幻想郵便局のあの人も登場する、元気になれる不思議な物語。
今度は癒しホラーの恋愛小説!?

あなたの生きてきた”走馬灯”が観られるとしたら、あなたはどうしますか―?

趣味はシリトリ。古風な高校生、スミレは、実は「不思議なもの」がよく見えてしまう。その日もある「不思議なもの」が見えていたのだが、同時に父の不倫現場を目撃。思わず後を追い、商店街の映画館に迷い込む。

「早くしないと、始まってしまうよ!」
「有働くんのこと好きなのね……」
「昨日のおわびに参りました」
「学校をサボって映画を観るのか?」

その映画館で映写技師の有働に一目惚れしたスミレは、両親に頼み込み、映画館でアルバイトを始めることに。

「きみ、不登校だったのかね?」
「わたし、働きたいと思っているのです!」
「挫折は青春の必須科目と心得なさい」
「早く帰れよ。今夜はレイトショーだから」

レイトショーに忍び込み、”走馬灯”の上映を観てしまった翌日、スクリーンが何者かに破られていた。
犯人探しを命じられたスミレは、不思議な女性、真理子と共に商店街へ――。

「じゃあ、レッツゴー……」

父の不倫、スミレの悩み、そして映画館の謎。
「走馬灯」っていったい、何? 
まるく収まるか、大惨事か?

ようこそ、ゲルマ電氣館へ!

『幻想電氣館』を改題

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