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『レッスンの友』での5年間にわたる連載の単行本化。充実した内容のため、全2巻とした。第1巻は、第1部「シューマンとその時代」と、第2部のピアノ作品の解説(ピアノ・ソナタ第1番〈作品11〉までを収録)。シューマンの関連書は多いが、ピアノ作品の解説は少なく、全作品を解説する待望の一冊。シューマンは、ドイツ・ロマン派の文学、とりわけジャン・パウルやホフマン、アイヒェンドルフといった作家の小説に深く傾倒し、絶えず夢幻が広がっていく彼らの文学世界を音楽においても表現しようとした。シューマンの作品の難しさは、音符だけで作品を十分に解釈できない要素に起因している。たとえば文学的な要素だけではなく、さまざまな引用や彼の創造の中で飛来した種々の楽想が作品の中に取り込まれている。作品相互の関連や、クララや周囲の人物達とのエピソードなども興味深い。著者が10年の歳月を費やした渾身の研究成果をまとめたもの。
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