ある殺人者の回想

ある殺人者の回想

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出版社
講談社
著者名
勝目梓
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2013年3月
判型
B6
ISBN
9784062182386

昭和5年に、九州の宇根島で生まれ、炭鉱夫をしていた緒方一義。戦後、隣家に募集鉱夫として越してきた浦川の妻、久子に憧れ、想いをいだく。だが浦川が緒方の母と無理やり関係を持ったことで、緒方は浦川を殺してしまう。そして刑務所から久子にお詫びの手紙を出した緒方の元に「緒方さんをうらんではいません」という返事が。緒方の久子への想いはますます深まっていく。激動の昭和を背景に「やるせない男女」を描いた渾身の作!


生きているかぎりずっと
あの人のことを想っていたかった――

「許されない二人」が想いを通わせたのは51年にわたる「年に一度」の往復書簡。

激動の昭和と、時代に翻弄された「やるせない男女」を描いた、
勝目梓の集大成ともいえる渾身作!

76歳で二度目の殺人を犯した緒方一義は刑務所で自らの過去を振り返る――。九州の伊万里湾に浮かぶ島で生まれ、炭坑夫をしていた緒方は、昭和22年、隣家に募集坑夫として越してきた浦川の妻、久子に憧れ、ほのかな想いをいだく。だが浦川が緒方の母と無理やり関係を持ったことから、緒方は浦川を殺してしまう。そして刑務所から久子にお詫びの手紙を出した緒方の元に届いた「あたしは緒方さんをうらんではいません」という返事。出所して52年後、久子への変わらぬ想いが、緒方を再び罪へと導く……。

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