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近現代国際政治における重要な争点である二つのデモクラシーの対立・相補・継承関係を論じたPR誌「未来」リレー連載を単行本化。自由と平等の両立をめぐる歴史的哲学的考察から、東日本大震災以後の社会保障、公共性、イデオロギーの問題まで、第一人者がそれぞれの視点で論じぬくシリーズ最終巻。
目次
フランスにおける二つのデモクラシー
(田中治男・成蹊大名誉教授)
社会民主主義の国際連帯と生命力
――一九四四年ストックホルムの記録から (加藤哲郎・一橋大名誉教授)
新自由主義と社会連帯主義
――わたしの研究備忘録 (大塚桂・駒澤大教授)
イギリス自由主義の変容
――自助・共助・公助をめぐるせめぎあいから (重森臣広・立命館大教授)
リベラル・デモクラシーの展開――トマス・ヒル・グリーンを中心として
(行安茂・岡山大名誉教授)
社会と境界 (杉田敦・法政大教授)
『東京裁判三部作』の井上ひさし (成田龍一・日本女子大教授)
リベラル・ソーシャル・デモクラシーの彼方へ
(新川敏光・京都大教授)
社会保障の劣化と民主主義
――ラディカル・デモクラシーの視点から(千葉眞・国際基督教大教授)
リベラル・デモクラシーからソーシャル・デモクラシーへ
(田中浩・一橋大名誉教授)
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