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◆社会学者、ボクサーになる◆
『貧困という監獄』をはじめ、社会的排除と貧困のメカニズムを喝破した研究で世界的に知られる社会学者ロイック・ヴァカン。フランスからシカゴに渡り、都市研究を始めた若き日の彼が辿り着いたのが、寂れた黒人ゲットー地区でボクサーを目指す生活でした。言語化されない肉体的な実践であるボクシングの世界をいかにして記述できるのか。貧困の解明とともに始まったもう一つの挑戦は、自らの身体を道具として駆使する新たな社会学の試みとなり、ボクサーの日常感覚を味わい、胸を躍らせる傑作エスノグラフィーに結実しました。一人のボクサーになることの記録を通じて、社会の、そしてわれわれ人間の姿が見えてきます。著者はカリフォルニア大学教授。
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