根源悪の系譜

叢書・ウニベルシタス

根源悪の系譜

取り寄せ不可

出版社
法政大学出版局
著者名
リチャード・J.バーンスタイン , 阿部ふく子 , 後藤正英 , 齋藤直樹 , 菅原潤 , 田口茂
価格
4,950円(本体4,500円+税)
発行年月
2013年1月
判型
B6
ISBN
9784588009877

二十世紀の歴史に癒しえぬ傷を残した数々の大量虐殺のあとで、哲学は「悪」をどう語りうるのか。カントが創出した「根源悪」の概念を軸に、人間が罪悪を犯す生来の可能性や必然性を熟考した思想家の系譜──ヘーゲル、シェリング、ニーチェ、フロイト、レヴィナス、ヨーナス、アーレント──を鋭く一望する。弁神論による「悪」の正当化が困難な今日、倫理の根源を問い質す碩学の労作。

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