シルクロードの喉元に位置し、漢代からいわゆる「華戎の交わる所、一都会」として、東西貿易の中心、文化交流の結節点であった国際都市、敦煌。本書は漢代から唐代までの敦煌を舞台に、月氏・匈奴・柔然・北魏・吐蕃・ウイグル・于?・ソグト人など周辺国家・民族の興亡や、遠くササン朝、ローマ帝国との関わりを追う。さらに仏教をはじめとする宗教文化の伝播・発展、シルクロードを往来した物資や兵士・僧侶・商人たちにも注目し、壮大なスケールで「文明の坩堝」としての敦煌の姿を描き出す。中国における敦煌学の第一人者が多数のカラー図版とともに一般読者に向けて書き下ろし、高い評価を受けた「走近敦煌叢書」の日本語版。日中共同出版。シリーズ全3巻。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。