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今、求められる世界認識への複眼的方法とは何か!? 先人の遺した「史眼」の検証。
現在の世界は大きな歴史的転換期に直面している。それを見通すには、
世界の現状を複眼的に把握する国際関係論的なアプローチと、その現状を
長い歴史的な過程に位置づける歴史学的なアプローチの統合が必要だ。
本書の斉藤孝は、わが国の国際関係論の発祥の地である東大教養学部で
長年研究・教育にあたった後、学習院大学で国際関係論や現代史を
教えたパイオニア的研究者であり、一貫して国際関係論と歴史学の
架橋に努めた学者である。
また、精力的な評論活動も展開し、アカデミズムとジャーナリズムを
架橋する役割を果たし、多くの研究者や社会人を育てた教育者でもあった。
このような希有な歩みを丹念に追った特異な「遺稿・追悼集」。
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