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遺伝分析の手法によって、これまで解き明かすことのできなかった、森林や樹木の歴史、森林生態系の維持機構などが次々と明らかにされてきた。同時に、個々の遺伝子の機能の理解も進み、こうした知識を実際の森林の利用や保全に役立てることが、できるかどうか、森林学は試されているといってよいだろう。
これまで、天然林保全と人工林経営とは相反するもののように語られることが多かったが、今日の森林の状況を見ると、両者を同時に満足すべき解を求める必要がある。
本書では、読者に、遺伝と育種の知識に基づいた、新たな森林管理への道を探ってもらうことを目的に、人工林の生産性を高めるための「林木育種」の考え方と近年蓄積が進んだ「生態遺伝」や「バイオテクノロジー」分野の情報を同時に紹介した。(序文より一部抜粋)
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