ペガサスの挽歌

シリーズ日本語の醍醐味

ペガサスの挽歌

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出版社
烏有書林
著者名
皆川博子 , 七北数人 , 烏有書林
価格
2,640円(本体2,400円+税)
発行年月
2012年10月
判型
B6
ISBN
9784904596050

"【2024年7月現在、新本が定価(2,400円+税)で購入可能】

「激しく、罰せられている。私は、罰せられている。」(「黄泉の女」より)
燦爛(さんらん)たる幻想。自由への憧れ。性の冒険。狂気と孤独。貴重なデビュー前の児童小説を含む、待望の1970年代単行本未収録作品集。皆川文学誕生の秘密がここにある。

 「私の中に巣喰う狂気が、さまざまな夢を見させる。文字に定着してしまえば、未だ寒々と貧しい世界。いつか華麗な狂気の世界を、文字の上にもあらわしたいと、一枚、二枚、書きつづけています」
 小説現代新人賞受賞の言葉でそう語った皆川博子は、初めから、恐ろしいほどに完成されていた。同人誌発表のシュールな詩のような児童文学4篇を含む、単行本未収録作品12篇を収録。皆川文学の妖美な特色は、むしろ未収録とされた作品のほうに色濃くあらわれている。

※七北数人氏を監修者に迎えた「シリーズ 日本語の醍醐味」は、“ハードカバーでゆったり、じっくり味わって読みたい日本文学”をコンセプトに、手に汗握るストーリーではなく、密度の濃い文章、描写力で読ませる作品、言葉自体の力を感じさせる作品を集成してゆきます。"

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