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うたの森に、ようこそ。
柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の、僧侶の歌です。
僧侶の歌は自由で破格な表現で、
自己の得た悟りや感懐、
仏説に基づく主張を詠っていて面白い。
僧侶の歌(そうりょのうた)
最澄や空海、法然、栄西、道元、親鸞、日蓮、一遍、一休、蓮如、沢庵、白隠といった日本の宗教界をリードした高僧や僧侶たちはなぜ和歌をうたったのか。残された歌の多くは、説話や伝承の形で民衆の間に伝わり、真偽が怪しいものもあるが、貴族が独占した勅撰和歌の外で、民衆の中へ和歌の魅力をかりて宗教の心を伝えた歌は、文化史上でも疎かにできないものがある。僧侶たちが残した和歌を初めてやさしい解説を付して集成した。
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