取り寄せ不可
忘れかけていた何かを、きっと思い出す――
『頭のうちどころが悪かった熊の話』著者による
少女たちの日常に潜む小さな奇跡の物語。
「それとは気づかぬまま、
自らの倫理の譲れぬ一線を守り抜こうとする少女たちの、
なんと一心不乱でけなげで強靭でうつくしいことか。」
――梨木香歩(解説より)
小学五年生のミオと妹ヒナコの毎日は、小さな驚きに満ちている。
目かくし道で連れて行かれる別世界、町に住むマチンバとの攻防、
転校してきた少年が抱えるほろ苦い秘密……
不安と幸福、不思議と現実が隣り合わせるあわいの中で、少女たちはゆっくりと成長してゆく。
一篇一篇が抱きしめたくなるような切なさとユーモアに満ちた珠玉の連作短編集。
書き下ろし短編「明日への改札」を収録。
【解説/梨木香歩】
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。