神様のカルテ 3

神様のカルテ

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出版社
小学館
著者名
夏川草介
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2012年8月
判型
B6
ISBN
9784093863360

自己満足で患者の傍にいるなんて偽善者よ。

栗原一止は、信州にある「24時間365日対応」の本庄病院で働く内科医である。医師不足による激務で忙殺される日々は、妻・ハルの支えなくしては成り立たない。昨年度末、信濃大学医局からの誘いを断り、本庄病院残留を決めた一止だったが、初夏には恩師である古狐先生をガンで失ってしまう。 夏、新しい内科医として本庄病院にやってきた小幡先生は、内科部長である板垣(大狸)先生の元教え子であり、経験も腕も確かで研究熱心。一止も学ぶべき点の多い医師だ。
しかし彼女は治ろうとする意思を持たない患者については、急患であっても受診しないのだった。抗議する一止に、小幡先生は「あの板垣先生が一目置いているっていうから、どんな人かって楽しみにしてたけど、ちょっとフットワークが軽くて、ちょっと内視鏡がうまいだけの、どこにでもいる偽善者タイプの医者じゃない」と言い放つ。彼女の医師としての覚悟を知った一止は、自分の医師としての姿に疑問を持ち始める。そして、より良い医者となるために、新たな決意をするのだった。

【編集担当からのおすすめ情報】
青年医師・栗原一止(いちと)に訪れた、最大の転機!
豪華キャストで映画化もされた大ベストセラー
二年ぶりの最新作にして、シリーズ第一部の掉尾を飾る
最高傑作ついに登場!
全五話からなる極上の物語をお楽しみください。

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