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横浜の戦国時代は、太田道灌が小机城を攻めた文明10年(1478)から始まるとも言われている。
やがて伊勢宗瑞(のちの北条早雲)は山内・扇谷両上杉氏の抗争に乗じて、相模・武蔵に侵攻し、現在の横浜市域は宗瑞の子、氏綱の代にはその勢力下に入り、北条氏とその一族が支配することとなった。
本書は、小机城と鶴見川流域、神奈川湊や金沢などの沿岸地域、さらには玉縄城周辺の村々などを治め、房総の里見氏、甲斐の武田氏、豊臣秀吉などと戦った各地域の領主や武士たちの具体像を、長年、後北条氏文書の研究と編纂に携わってきた著者が浮き彫りにする。
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