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異色の思想家が語りつくす、「フクシマ後」の人間像・世界像!
2010年3月、奇しくも「フクシマ」のちょうど1年前、現在の状況を予見したかのような『原子力都市』(以文社)を出版していた著者・矢部史郎氏。彼は福島第一原発の事故を知るや、ただちに東京から愛知へと退避。以来、空間・食品の放射線量の市民計測活動にたずさわりつづけています。「科学」を専門家だけの手に委ねていては、人間の生命がおびやかされる危険がある―そう悟った人々が、このように各地で計測活動をたちあげ、「たとえ1ベクレルでも余計に摂取しない」ことをめざして、懸命の闘いをつづけています。矢部氏は、この「民衆による、民衆のための放射能防護活動」の重要性を強調します。
民衆の放射能防護活動をつうじて、「原子力ムラ」「御用学者」に典型的な、「科学」の占有・利権化のシステム全体の極端ないびつさと非合理性があばかれている……そして、いまや民衆の放射能防護活動は、科学だけでなく、思想・概念・言葉の全領域に亀裂を走らせている……本書は、矢部氏が、このような考察と分析にもとづいて、元『現代思想』編集長の池上善彦氏を聞き手に、「ポスト・フクシマ」の人間像と世界像をめぐって縦横に語りつくす、刺激にみちた思想書です。
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