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2012年1月14日、台湾において総統・副総統(大統領・副大統領)と立法委員(国会議員)の選挙がおこなわれた。即日開票の結果、総統・副総統選挙では、中国国民党の候補である現職の馬英九と行政院長(首相)の呉敦義のペアが、民主進歩党(以下、民進党)の候補、蔡英文と蘇嘉全のペアと、親民党の候補、宋楚瑜と林瑞雄のペアを破って当選した。得票数と得票率は馬・呉ペアが約689万票(51.6%)、蔡・蘇ペアが約609万票(45.6%)、宋・林ペアが約37万票(2.8%)であった。同時におこなわれた立法委員選挙では、中国国民党は議席を減らしながらも64人が当選し、過半数を維持することになった。一方、民進党は計40人が当選し、議席を伸ばしたものの、過半数には及ばなかった。このほか、親民党と台湾団結聯盟(以下、台聯)がそれぞれ3議席、諸派・無所属が3議席を獲得した。本書は総統選挙を中心に以上のような選挙の結果を振り返り、その原因を分析するとともに、この結果を踏まえて台湾および台湾を取り巻く東アジアの今後を展望する。
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