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1517年のルターによる95か条の提題に始まり,1555年のアウクスブルク宗教和議による終結まで,宗教改革史全体をともに生き,大きな影響を与えたのが,フィリップ・メランヒトン(1497-1560)その人でした。ルターはオリジナルな神学思想を展開しましたが,メランヒトンは福音派の信仰告白を起草し,福音派神学の最初の教科書という衣装をきせたのです。
ルターの影に隠れて目立たない存在に思われがちな彼は,宗教改革運動の実質を担い,それを稔りあるものに作り直していくと同時に,中等・高等教育機関としてのギムナジウムや大学制度の基礎を整え,ドイツの教師と呼ばれてきました。
著者はあまり知られていないメランヒトンの側面を紹介しつつ,歴史のうねりのなかで真摯に生き抜いた彼の姿を分かりやすく描いています。本書は単なる伝記ではなく,メランヒトンについて学ぼうとする読者にとって優れた入門書にもなっています。
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