後鳥羽上皇

角川選書

後鳥羽上皇

取り寄せ不可

出版社
角川学芸出版
著者名
五味文彦
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2012年5月
判型
B6
ISBN
9784047035065

幕府討滅計画=承久の乱で知られる後鳥羽上皇は、なぜ『新古今集』の撰集にあれほどの心血を注いだのか。幕府の「武」に対し、これを圧倒する文化統治として「和歌の力」を位置づけた上皇の足跡と史実を描く。

〈目次〉
   はじめに

1 激動の時代を経て
  一 神器なしの王位
    1 僥倖と欠落と
    2 母乳をめぐる争い
    3 天皇の成長
  二  自立への道
    4 入内争い
    5 法皇の死
    6 親政の展開
  三 政治の激変
    7 武家の上洛
    8 脱兼実に向けて
    9 親政から院政へ

2 王と和歌文化
  四 後鳥羽院政
    10 後鳥羽院政の展開
    11 公武の衝撃
    12 王の歌
  五 百首歌を詠む
    13 和歌をめぐる環境
    14 通親を超えて
    15 正治初渡百首
  六 和歌を詠む喜び
    16 定家と上皇
    17 歌への意欲
    18 光と影
  七 勅撰集を見据えて
    19 能力を見極める
    20 勅撰和歌集の勅撰に向けて
    21 撰集への動き

3 勅撰和歌集の構想
  八 文化統合
    22 院三度百首歌
    23 和歌所の開設
    24 熊野御幸に向けて
  九 撰集の開始
    25 熊野御幸と定家
    26 撰者の指名
    27 仏教界の嵐
  十 目標を定める
    28 撰集の指標
    29 新たな和歌空間
    30 水無瀬恋十五首歌合
  十一 壁にあたる
    31 千五百番歌合の達成
    32 時代の変わり目
    33 続く不幸と立ち直り

4 新古今和歌集の成立
  十二 撰集の山場
    34 和歌書の活動
    35 関東の異変
    36 俊成九十歳の賀
  十三 新古今和歌集の成立へ
    37 幕府と朝廷の関係
    38 和歌所の撰集
    39 編纂の最終段階
  十四 新古今和歌集の奏覧
    40 真名序の成立
    41 奏覧と竟宴
    42 仮名序と義経

   おわりに

   参考文献

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