ダウン・バイ・ロー

講談社文庫

ダウン・バイ・ロー

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出版社
講談社
著者名
深町秋生
価格
796円(本体724円+税)
発行年月
2012年5月
判型
文庫
ISBN
9784062772198

衰退を続ける地方都市に倦く女子高生・響子の目の前で、幼馴染の遥が電車に飛び込み自殺する。以来、響子の耳には死んだ遥の悲痛な囁きが聞こえてくる。続いて起こる児童惨殺と飼い犬殺し、男友達の失踪。ついに牙を剥く荒んだ町の暗部の正体は? 渇いたバイオレンスの深町節が炸裂する書下ろしミステリー。「ダウン・バイ・ロー」――アメリカの刑務所のスラングで「親しき友を見守る」という意味。(講談社文庫)


大型ショッピングモールに客足を奪われ、貧困と荒廃が進む山形、南出羽市。それに追い打ちを掛けるような震災の発生。女子高生・真崎響子は、幼なじみの遥から小遣いをまきあげ、憂さを晴らす日々だった。その遥が自分の目前で線路に突っ込み自殺してしまう。自殺の原因を疑われ、煩悶を続ける響子。その響子のまわりに連続しておこる不可解な事件と、謎の人物。死んだはずの遥が響子の耳元にささやき、響子はズブズブと、事件の泥流に絡め取られていく。

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